アキレス腱断裂からの復活4ーギプス外れた後のリハビリ

ギプスシーネは3月25日から使っていましたが、ちょうど1週間の4月1日には完全に外すことになりました。手術から考えると数日違いますが、だいたい術後6週間です。術後6週間だと、体重はかけきらない立位でのアキレス腱のストレッチが始まります。
ギプスシーネになった時に始めて立ち上がったときほどの不安定感はないですが、やっぱり足首が固まってしまった感じがあり、動かしにくさが続いてしまっています。外れた後のことを考えて、ギプスが完全に外れる前の1週間は、家の中で1時間歩いたり、階段昇降をしたり、足関節を動かしたりしてリハビリは自分でも積極的に行っていましたが、それでも外したばかりのときは、足が棒のようになっていて、とにかく歩きにくい感じがあります。
そりゃあ、ケガをしてから考えると1か月半固定していましたし、完全にかたまりますよね。皮膚の柔軟性もなく、つっぱった感じもあるし、筋肉・関節が動いていないので、浮腫みも出てしまいました。このつっぱった感は、皮膚の術創もですし、中も硬くなってしまっているので、とりあえずできることは、リハビリと鍼灸マッサージ。
ギプスシーネ中は家では裸足で歩いていましたし、抜糸も終わったので、完全に外れる前から1日1回は鍼をしていました。傷口はそのうちまとめて写真を載せていこうかと思いますが、最初は浮腫みも強くて、術痕もはっきりしていましたが、塊のような感じになっていました。とりあえず、すぐに傷口の鍼を開始しましたが、手術した傷は感覚も少し違うのと、痛みを感じやすいので、鍼を痛く感じましたね。浮腫みが酷い状態なので、鍼は本当に刺さった程度なのですが、鍼を抜くと出血する場所も多かったです。
最初はやってもあまり変わらないかなと思いましたが、鍼をすると、少し足のつっぱりが取れた感じがあるので、ギプスシーネが外れて、完全に自分の足で動くようになってからは、1日1~2回やることにしてみましたが、次の日の朝に傷口を見ると、少し変化が出てくるのが分かったので、とにかく、治療は継続していきました。
リハビリも受けたことがなかったですし、触り方、動かし方は非常に勉強になるので、出来るだけ受けていきましたが、リハビリを受けると、少し動けるような感じがでるのでやっぱりリハビリは大切ですよ。
傷口は、鍼をして何日か経過すると、それまで傷口があまり見えなかったのが、だんだんでこぼこした感じが分かってきました。これは浮腫みが取れて、動きが出てきたことで、縫ったときに引っ張ったところがはっきりと分かる状態で、そのまま鍼を継続していくと、今度はかなり広がってきて、傷口がまさによくみるような傷口になっていったので、少しずつ緩んでいっているのがよくわかります。
傷口としては、ふくらはぎ側はどんどんとよくなっていきますが、踵付近は治りが遅いので、アキレス腱が付いてくる踵は本当に血流が悪いのだというのがよく分かります。これだけ血流が悪いところだったら、加齢と血液データから血流がよりよくなくなっているので、それは回復もしないし、切れやすいのだなというのがよくわかります。
踵の少し上に靴が当たると痛みがあるのですが、日々、痛みを感じるところが減っていくのと、当たる範囲が減っていくのを感じているので、浮腫んでいるのが少しずつ減っていっています。ただ不思議なのが、痛みは減ってくると、今度は、何となく痒い感じがあり、触ると、少し痛みがあるので、奥が痒いという感覚です。
傷口には鍼・マッサージというのは習っていましたし、実際にやっていましたが、感覚も変だし、色も悪いので、もしかしたら、お灸はよいのではないかと考えてやってみたら、大当たりでした。
感覚がちょっとおかしくもなっているので、すぐに熱さを感じますが、ずらしたりしながら、何か所かやっていたら、感覚の変な感じ、傷口の硬さ、皮膚の色素沈着が少し落ち着いてくる感じがあります。もちろん、いきなり全部が変わる訳ではないので、詳細の観察しないといけないので、治療を仕事にしている人でなかったら、数日やってみないと変わったという変化を感じるのは難しいかもしれませんね。
リハビリはストレッチは自分の手を使ってやったり、何もない状態で足首を動かしたりしていますが、腫れが完全に取れていない状況なので、足首周りの筋肉がひっかかってしまって、コキコキ鳴るようになっています。ちょうど、長腓骨筋という下腿の外側から外くるぶしの後ろを通っていく筋肉なので、複雑な動きなのですよね。
今までトレーニングをかねて、スクワットをしたり、立っているときに身体を少し揺らしたり、ひねったりして、筋肉・関節に刺激を入れていましたが、左足首はやっぱり動かないですね。
現在は、装具が全くない状態で1週間生活していますが、まだまだかかりそうなのがよく分かりますね。病院のリハビリをしている人で、同じアキレス腱断裂をした人もいますが、おそらく1か月ぐらい長く過ぎているはずなのに、動きがまだまだ出ていない方もいるので、それを考えればかなり動きはいいし、歩けている感じはあるので、無理な負荷はかけずに、リハビリ、鍼灸マッサージは継続です。
今回、傷口に対して治療をしてみて思いましたが、傷口などの急性期はやっぱり鍼灸マッサージは本当に効果的ですね。傷口ですごい引っ張られていて、戻らないかもと思っていたところも、どんどんと広がって綺麗になっていくので、積極的に行うのがいいです。
ここから先は、リハビリ・鍼灸マッサージを地道に続けていくしかないですし、一気に走れれる訳ではないですし、再断裂も怖いので、5月上旬までは慎重に動かないといけないです。片足のつま先立ちは5月中旬ぐらいからになるので、それまでは、少しでも筋肉と柔軟性をつけていって、動ける準備が必要ですね。1週間近く経過して、ふくらはぎが硬くてスクワットのような動きができませんでしたが、ようやくハーフスクワットぐらいまでこれるようになってきたので、少しずつ、自重での筋トレを復活していきます。
鏡を見ながらスクワットをしてみて思いましたが、身体の動きがかなり傾いた状態になっているので、傾きを矯正するように注意しながらやらないといけないですね。