肩こりが辛いときに何をすればいいのか?

 肩こりはひどくなると頭痛や吐き気が生じ、イライラしたり、何もしたくなくなったりしてしまい、早く解放されたいと思いますよね?

1.肩こりの原因

  肩こりの原因は同じ姿勢を続けてしまうことで生じることが多いですが、ストレスや仕事で集中していくときに、肩に力が入ってしまうことで生じることもあります。肩こりを感じるのは筋肉ですが、筋肉は動かすことで血流がよくなり、筋肉に栄養がいきますが、同じ姿勢をしてしまった場合は、筋肉が動かさない状態になってしまうために、血流が悪くなります。

 ストレスや肩に力が入りやすいことで肩こりを感じやすい人は、自分ではなかなか意識することができないので、周りの人に、「肩に力が入っているよ」と言ってもらわないといけないのですが、職場や家庭にいる人は身体の専門家ではないので、どうしても分からないことが多いのですよね。

 スポーツクラブに通っているのであれば、トレーナーに肩の一度姿勢を見てもらって、肩に力が入りやすくなっていないか指導してもらうのもよいですよ。鍼灸、整体、整骨院などに通っている場合は、担当している先生に姿勢の確認をしてもらうとよいですね。

2.肩こりを自分でよくする

 肩こりの原因は筋肉を動かせていないことで生じていることが多いので、動かせていない筋肉をしっかりと動かすことが大切になります。

 子どもの頃から肩こりがある人もいますが、生まれたとき、本当に小さいときから肩こりがあった訳ではないのですよね。私も小さい子どもがいますが、子どもはいろいろと身体を動かすし、テレビやおやつ以外の時は、本当によく動いていますね。

 子どもと私を比較すると、パソコンを触りっぱなしだったり、スマホをいじっていたりと同じ姿勢になってしまうことが多いと気づくので、30分程度したら、肩をぐるぐると回したり、腕を前や後ろに動かしたりします。あまりにも長い時間、同じ姿勢をしていると、急に動かすと痛みが出てしまうことがあるので、最初はゆっくり動かすことから始めましょう。

3.肩こりが治った!!

 肩こりが治ったという話を伺うことがありますが、多くの場合、運動をきっかけによくなる人が多いです。どんな運動がいいのか気になりますよね?

 筋トレや水泳でよくなる人がいます。筋トレは筋肉をよく動かすので、筋肉をしっかり鍛えていったら、肩こりはほとんど感じなくなったし、筋トレに行かないと気持ちが悪いという状態になることが多いです。まさに筋トレにはまったという人ですね。

 女性でも筋トレで変わったという人がいますが、男性の方が筋トレして、身体に筋肉をつけていきたいと思う人が多いので、男性が比較的多いです。

 水泳はクロール、平泳ぎも肩を大きく動かすのを続ける運動なので、肩回りの筋肉を動かさないことで肩こりになっている人は、水泳をすることで肩回りの筋肉を動かしていくので、肩回りの血流がよくなり、肩こりが消失する人がいます。

 運動は、筋肉を動かしていくので、最初は辛いと感じることも多いですが、だんだんと強度を上げていけばいいので、最初はまったく物足りないところから初めて、1~2週間経過したら、時間や量を増やしていくのがおすすめです。

4.鍼灸、整体、マッサージはどうなの?

 肩こりが辛いと、1時間3000円だと安いから行きたいと思いますよね?

 やってもらうと気持ちがいいけど、楽な状態が持たないと感じませんか?

 マッサージは、本来、按摩マッサージ指圧師が3年間身体について勉強と練習を行い、国家試験に合格して初めて手に入れられる資格です。多くのマッサージ店と言われるところは上手な方がいる場合もありますが、やり方を教わってそのままやっているものなので、ちゃんとしたマッサージとは違うことが多いです。

 最初の説明でも「治療目的」ではなく、「慰安」「リラクゼーション」と言われますよね。これは身体を変化させる目的ではないということです。ただ、たまに非常に上手な方がいて、こちらも勉強になる場合もあります。

 ただ、資格を持っているからといって、全ての人が上手いかというと、運転免許を持っている人が全てレーサーのように運転できる訳ではないので、個人差が生じてしまう部分でもあります。

 整体も身体のバランスを取ってよくしていくという場合が多いのですが、整体も自称でできてしまうために、知識・技術の差が大きいことがあります。最近は、柔道整復師や鍼灸師という資格を持っている人が、身体をしっかりみたいからマッサージという表現を使わずに、分かりやすいために整体と言っている場合があります。

 鍼灸は痛みがある場所に用いられることが多いイメージでしょうが、身体全体を整えるために使っていくこともできるので、継続して受けている人は痛みを全く感じない身体になることがあります。どのぐらいかというのは個人差があるので難しいですが、週に1回程度だと数か月というところでしょうか。

 肩こりがなくなったとしても、日常生活や仕事での同じ姿勢、ストレスも影響していくことが多いので、一番のおすすめは筋肉を動かしながら、積極的な休養である施術を受けていくとより効果が持続しやすいです。

プロフェッショナルによる施術

 当院の院長は、訪問での施術、鍼灸専門学校での鍼灸師の育成、現場で働く鍼灸師などへの技術・知識指導も行っており、鍼灸や整体で様々な疾患も経験しております。

院長 長谷川聡