運動不足は新型コロナの重症化リスクになる
新型コロナウイルスの重症化するリスクは、基礎疾患といわれていますが、運動不足も重症化リスクになるようですね。論文などが出ているようです。
日本だと厚生労働省が出している情報でも運動不足についての話があります。
新型コロナウイルスに感染すると、基礎疾患を有する方は重症化しやすいことに加え、高齢の方や妊娠している方も重症化しやすいことが科学的に明らかとなってきています(※1)。また、海外の報告によれば、喫煙や身体不活動(いわゆる運動不足)といった生活習慣がある方も重症化しやすいとされています(※2)。
「追加(4回目)接種はどのような人が対象になりますか。」
厚生労働省のサイトからもCDCの説明に関するページへリンクが張られていました。
「People with Certain Medical Conditions」
運動をどれぐらいした方がいいかということで、こちらの海外サイトが参考になります。
「How much physical activity do adults need?」
運動の基準としては、「1週間に150分以上の有酸素運動だけではなく、2日以上の全身の筋肉を使う運動の両方が必要」なので、この基準からすると、18~64歳の人でも気を付けないと運動不足による重症化リストに入ってしまいそうですね。
1週間に150分だと、例えば5日計算だと30分以上の汗をかく程度、息が乱れる程度の運動が必要なので、通勤だと、かなり歩かないと難しいのではないでしょうか。
有酸素運動は「負荷」と「時間」が必要なので、「負荷」が軽い(ゆっくり歩く程度)場合であれば、「時間」を長くしていく必要があるので、普通の会社員程度の生活だと、足らなさそうですね。
全身の筋肉を使う筋トレって、やっている人、できる人って、ジムにしっかりと通って筋トレをしている人以外だとほぼ到達不可能のような気がしますね。
ヨガをしているから、有酸素も筋トレもしていて大丈夫という人も出てきそうですが、ヨガは、有酸素でも筋トレでもないので、どちらの運動でもない、リラクゼーションの一種なので、余計に到達しにくいですね。
運動をしていると、重症化リスクが減るということは、やはり、新型コロナウイルスは肺炎というよりは、血管系との関連が密接なものなのではないでしょうか。子どもたちは重症化しにくいというのは、血管が若いというのもあるでしょうし、運動量が多いというのも関係がありそうですね。
まだまだ分からないことが多いですが、いろいろと情報が出てきて来るといいですね。