鍼灸と頭痛と息切れ
11月19日の「チョイス@病気になったとき」で「鍼灸のチカラ」がやっていました。番組の中では「頭痛」と「息切れ」に関しての説明が行われていました。
頭痛では、痛み止めを飲みすぎてしまったことで生じるMOH(薬物乱用頭痛MOH:Medication Overuse Headache)も紹介されていました。確かに、頭痛があるときに、痛み止めを飲むと頭痛が消失しますが、続けて飲んでしまうと頭痛が取れないという状況になってしまいます。
頭痛は、筋肉の疲労で発生することも多いものなので、鍼灸でしっかりとコリをほぐしておくと痛みもだんだんと生じにくくなります。血管性と言われる片頭痛も鍼灸を継続していくと改善していく傾向が多いものです。
自分で揉むのも非常にいいのですが、やり過ぎてしまって悪化してしまったり、硬くなりすぎてしまったりすることもあるので、たまにでもいいので専門家にしっかりケアしてもらいながら、観察していくのがお勧めです。
「息切れ」では「COPD」が紹介されていましたが、「COPD」は本当に鍼灸が効果的な疾患になります。COPDの施術では、呼吸に関係する胸部などの施術もあります。
胸部は肺が収まっているとこであり、安易に施術をすると気胸を起こしてしまうこともある場所なので、しっかりと施術をできるところが安心ということでしたが、COPDの施術経験を尋ねてしまうのが一番早いので、いきなり受けにいくのではなく、治療院に一度、相談してみるのがいいのではないでしょうか。
ちなみに、私自身はCOPDの方を多くみさせて頂いてきましたが、かなり改善しやすい疾患の一つだと感じています。ただ、個人差もあるので、大きな改善をしていくまで時間がかかる場合もあります。
COPDでなくても、「息切れ」が生じることがありますが、こういったよくわからない息切れも鍼灸では改善しやすい症状の一つになります。