めまいはメニエール病が有名な疾患ですが、近年は、良性頭位発作性めまい（BPPV）の方が増えています。

良性頭位発作性めまい（BPPV）で鍼灸の施術を受けた方からは、以下のような感想が多く寄せられています。

• めまいが少なくなった
• まっすぐ歩けるようになった
• 目を閉じて立っていられるようになった
• 下を向けるようになった

良性頭位発作性めまい（BPPV）とは

　良性頭位発作性めまい（BPPV）は、頭を動かしたときや、頭が一定の位置（下を向くなど）のときに、視界が揺れたり回ったりしてしまい、強いめまいが生じるものです。めまいが強いだけではなく、吐き気や嘔吐も生じてしまう病気になります。

原因

　耳の構造は、耳の外から鼓膜までの間の外耳（がいじ）、鼓膜の奥の中耳（ちゅうじ）、さらに奥にある内耳（ないじ）があります。

　外耳と中耳は音を聞くことに関わり、内耳は身体のバランスと音を聞くことに関わります。バランスに関わるのは、内耳の前庭・三半規管があります。三半規管の内部にはリンパ液が満たされていて、頭を動かすことで、三半規管のリンパ液が動き、脳に情報が送られることで、身体のバランスを感知しています。

　三半規管とつながっている前庭には、炭酸カルシウムの結晶状の耳石が付着していますが、この耳石が脱落し、三半規管に入ってしまうことで、リンパ液の流れに影響が出てしまい、めまいが生じます。

　耳石が三半規管に入ってしまうことで生じる「半規管結石型良性頭位発作性めまい」、クプラ（リンパ液の流れを感知する神経）に耳石が付着してしまう「クプラ結石型良性頭位発作性めまい」があります。

良性頭位発作性めまい（BPPV）の治療

　頭部を動かしていくことで耳石を動かしていくエプリー法や抗めまい薬、抗不安薬などの薬物療法が行われることがあります。めまいの状況や診断によっては、他の薬も利用されることがあります。

良性頭位発作性めまい（BPPV）での通院の目安

　めまいの辛さにもよりますが、数回の施術で通常の生活に戻れることがあります。通常は、週に1～2回の施術で、1か月程度です。めまいは徐々に軽減していくことが多いために、3か月程度の期間を考えて頂くことをお勧めしております。

鍼灸ひばりが行う良性頭位発作性めまい（BPPV）への施術

　良性頭位発作性めまい（BPPV）が生じている場合は、耳の血流循環をよくしていくことで、症状の軽減を狙っていきますが、東洋医学的に考える体質に合わせた施術も行っていきます。当院では良性頭位発作性めまい（BPPV）の方に対しては独自の施術を行っております。

　規則正しい生活や食事など、日常生活も大切になるので、耳への施術、タイプ別の施術だけではなく、生活に関するアドバイスも行っていきます。代表的なタイプに関しては以下にまとめておきます。

疲労がたまったタイプ

　身体の疲労がたまってしまったために生じているタイプで、疲れやすさや疲れが抜けない人が当てはまります。食欲が減退している人、耳鳴が生じている場合などがありますので、めまいだけではなく、その他にある体質をしっかりと考えて施術を行っていきます。

　途中で目が覚めてしまうような眠りが浅いタイプの方もいるので、良性頭位発作性めまい（BPPV）が改善するだけではなく、日々の身体の不調も同時に改善していきます。

水の循環が悪いタイプ

　東洋医学的に考えて水の循環が悪いタイプで、身体が浮腫みやすい、下痢しやすい、お腹の不快感などが生じているタイプです。このタイプの場合は、水の循環をよくしていくことで、良性頭位発作性めまい（BPPV）がよくなるだけではなく、身体の浮腫み、消化器系の不快感の改善も自然と行われていきます。

加齢タイプ

　疲労やストレスによって、身体の疲労が強く生じてしまっているタイプで、加齢が早くきてしまっているとも考えらえるタイプになります。めまいだけではなく、頭痛が生じている場合が多く、精神的にもイライラしてしまう場合があります。

　身体自体が加齢してしまっているような状態なので、人によっては更年期障害のよいうに多彩な症状が生じている場合があります。

院長挨拶

良性頭位発作性めまい（BPPV）だけではなく、身体の自然治癒力を高めるように行っていくので、

鍼灸ひばりの特徴

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