COVID-19と鍼灸

 鍼灸は世界中で用いられているので、鍼灸に関する論文も世界中で発表されています。

 私自身は随時チェックしていますが、他の方も見れた方がいいかと思い、当サイトにもアップしておきます。こういった情報をまとめてくれているのは、公益社団法人の全日本鍼灸学会になります。サイトが変更になってしまったりすると、PDFデータも見られなくなってしまう場合がありますので、こちらにも載せておきます。

COVID-19 に関する鍼灸論⽂の紹介 2021年度版

 

 全日本鍼灸学会としては、COVID-19に対して付加的に加えてみても良いかもしれないということですが、治療者と患者の相互感染のリスクもあるということで実施には治療形態をよく考えなければいけないという話です。私自身も付加的に加えたら一定の効果があるのではないと思いますが、実施するという点で考えていくと、難しいと思っています。東洋医学の考えを利用するのは、鍼灸だけではなく、漢方もあるので、鍼灸が出来ない場合もで、漢方を上手く取り入れていければいいのではないでしょうか。

 ただ、漢方も東洋医学的な考え方で処方されるという人は少ないので、現実的には難しいですね。東洋医学の考えを使う医師が対応して、論文としてまとめないと結果は分からないので、そういった部分では既に中国で行われたものを参考にする方が早いかなというところです。

 COVID-19後遺症に関しては、新たな問題として出てきていますが、鍼灸を利用した論文はありませんが、この病能に対して貢献できる可能性が高いのではないかとしていて、私自身もそう思います。

 東洋医学は、現代医学の考え方と違い、いろいろな症状が出ている場合、現代医学的に病名が分からない場合でも、治療方針を立てて施術していくことができるので、現代医学の治療がない場合は、鍼灸などの東洋医学は貢献できるところが大きいと感じています。

 ある程度の情報がまとまったときに、再度、こういう情報をまとめておきます。

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