Let’s 太って痩せるダイエット
これはパーソナルトレーナーがわざわざ肥満になってから、顧客と一緒にトレーニングをしてダイエットをしていくというドキュメンタリーです。
ちなみに、ダイエットは日本の意味では「減量」になりますが、英語のそもそもの意味は「diet」は「食習慣、食生活」なので、日本語の意味と英語の意味が違う言葉です。
このタイトルは非常にわかりやすくていいのですが、原題はなんだろうと調べてみたら「Fit to Fat to Fit」なのですね。そのまま直訳だと、「適切から太って適切」なので、「標準体型から太ってもとに戻す」という意味ですか。
邦題を考えた人は、なかなか分かりやすくて面白いですね。こういう言葉を選んで表現するのは凄いですよね。ちなみに、邦題が有名になって、邦題が正式な題名になったのは「ランボー」があります。
原題と邦題が違うなどの翻訳は本当に独特な表現もあり、面白いですね。言葉を使うって、本当に奥が深いです。
さて、ドラマですが、20㎏近くの体重を増やしたり、減らしたりするので、トレーナーにとってもかなり辛い状況ですね。ただ、これだけ体重が増えると血液検査などのデータも悪くなるのもはっきりとでます。
ただ、トレーナーの人が太っていく過程でちょっと肉がついてきた方が、健康的に見えますね。やっぱり、ほどよい程度の体格の方がよい感じがしますね。
痩せていく過程で、目に見えた効果が得られなくて落ち込んでいる顧客に血液検査をみせると、劇的な変化が出ていて、中は変わっていると励ましていましたが、運動と食事を組み合わせると確実に変わるというのがわかります。
血液検査のデータを見たら肥満は数値が異常値になり、怖いという表現をしていたのですが、自分の血液検査などのデータは見たことがないのかと不思議に思って調べてみましたが、アメリカでは健康診断がなかったです。
それだったら、確かに自分の身体の状態を知ることがないので、大きな病気や症状が出ない限りは、ダイエットをしようという考えにはならないでしょうね。
ちなみに、日本では労働安全衛生法で会社では「年に1回の定期健診」が義務化されているので、会社員であれば健康診断がありますし、40歳以上は生活習慣病予防が目的の「特定健康診断」がありますし、細かく見る人間ドックもあり、福利厚生として会社が費用を一部または全部負担しているので、会社が個人の健康を支援していると言えます。
アメリカでは健康診断はない代わりに、がん検診の受診率が高いので、がんに対しては見ているというのはちょっと不思議でした。
肥満の人が痩せたとしても、日本だったら「痩せたね」というので終わりそうですが、「すごい」と感動的に表現するのは、リアクションが大きいのだなと感じましたね。