前立腺肥大症

体質を整え

身体の不調

を根本から改善します

こんなお悩みありませんか？

トイレに行く回数が増えた
夜中のトイレも多く眠れない
トイレに行った後も残尿感がある
排尿が若いときと比べて時間がかかる
トイレに行っても出きらずに終わることがある

　　こういった症状が出てきた場合は前立腺肥大の症状の可能性があります。

前立腺肥大と診断をうけ、だんだんとトイレの回数が多くなり、夜中に1時間に1回起きるのが辛かったですが、夜中のトイレが1～2回になり助かりました。

前立腺肥大症とは

　前立腺は男性のみにある臓器で、若いときには精液を作る役目もあります。場所は、膀胱の出口付近にあり、年齢とともに肥大をしていくために、尿道の出口を圧迫してしまい、尿が出にくくなるのが前立腺肥大症になります。

　排尿トラブルは男女問わずに発生して、夜間の頻尿も発生することが多いですが、前立腺が原因の場合は前立腺は男性のみにある臓器なので、男性のみになります。前立腺肥大の症状は、前立腺の肥大によって生じるのですが、3期に分けられています。

第1期：膀胱刺激期

排尿開始が遅れやすい
残尿感がある
夜間頻尿が生じている
排尿の勢いが落ちた
尿意切迫が生じることがある

第2期：残尿発生期

残尿が生じやすくなった
排尿するのに時間がかかる
おしっこの切れが悪くなっあ
おしっこが途中で止まってしまう

第3期：尿閉期

　詳細に期を分けることもできますが、第3期から、トイレの回数や時間が増え、排尿困難が生じることがあります。尿が出ない尿閉や尿失禁、腎機能低下など、腎臓・膀胱に変性が生じることがあります。

現代医学的な治療

　前立腺の肥大は加齢によって生じるくるものであり、元に戻せるものではないので、以前は手術による前立腺切除が主流でしたが、現在は薬物療法による対症療法が主体になります。場合によっては漢方が用いられることがありますが、漢方を専門にしているところが少ないので、「六味丸（ろくみがん）」や「八味丸（はちみがん）」が利用されることがあります。前立腺肥大による症状が強くなった場合は、手術が用いられることもあります。

前立腺肥大症での通院の目安

　通常は、1週間に1～2度の施術を行うことで体質を判定し、2～3週間は継続して効果の持続を確認します。それ以後は、1週間に1度か2週間に1度かというように施術期間を開けながら様子をみていきます。

鍼灸ひばりが行う前立腺肥大症への施術

　WHOの鍼灸適応症の中に「前立腺肥大」が含まれているように、「前立腺肥大」による症状には鍼灸は非常に効果的になります。前立腺肥大症では、下腹部のツボや仙骨部のツボがよく使われています。

　「第Ⅰ期前立腺肥大症に対する鍼治療の効果」北小路博司、明治鍼灸医学

　こちらの論文でも第Ⅰ期前立腺肥大症で仙骨部のツボを使うことで治療をしています。第2期や第3期でも対応できますが、第1期の方が効果を実感しやすく、持続しやすい傾向にあります。

　当院でも、下腹部や仙骨部のツボを利用するこが多いですが、それだけではなく体質に合わせた施術を行っていきます。体質に合わせた施術というのは東洋医学的な考え方をもとにするもので、日々の体質を伺い、脈、お腹を触っていくことで、身体の状態を判定し、施術を行っていきます。

　例えば、排尿に関するトラブルだけではなく、足腰のだるさも生じるようになり、耳鳴が生じている場合は東洋医学的には「腎（じん）」の機能低下を生じている状態になります。「腎」の機能低下には「のぼせ」を生じやすい場合、「冷え」を生じやすい場合もあるので、日々の生活での状態を伺わせて頂くことで施術内容を決定していきます。

　東洋医学的には体質を判定するのが非常に重要なので、前立腺肥大症などの排尿障害で「ほてり」がある場合は「六味丸（ろくみがん）」を主体にし、「冷え」がある場合は「八味丸（はちみがん）」を主体にするように漢方も通常は治療を分けていくことになります。

　体質に合わせた施術だけではなく、論文などでも用いられているように下腹部・仙骨部に対する施術も重要なので行っておくことが多いので、施術を受けられる場合は、下腹部、仙骨部が出やすい楽な服装をお勧めします。

　通常は、鍼を用いた施術を行っていきますが、お灸や電気鍼などを利用することもあります。もちろん、不安もあるでしょうが、鍼が初めての方も、ほとんどの方が、痛みや辛さもなく施術を受けて帰られています。