首の根本のこりとしこりー富貴包(ほうきほう)

 姿勢が悪くなってくると首の根本の辺りに負荷がかかり続けて、こりやしこりになってしまうことがあります。頑固な首・肩こりを訴えてきたり、手のしびれを訴えてきたりする方にみられやすいものになります。

 どういうものかというと、下のイラストのような姿勢をしていると、首の根っこ(第7頚椎・第1胸椎)あたりで中央付近に負荷がかかり続けてしまい、でっぱりのような状態になってしまいます。

 これは本当に多いのですよね。どういった状態で発生しやすいかと言えば、姿勢不良なのですが、今は仕事はパソコンが中心なので、上記イラストのような姿勢をして画面を見ている人が多いですし、仕事以外の時間はスマホをずっと眺めているので、この姿勢よりもさらに下を見ている状態になっているので、仕事以外の時間でさらに負荷をかけ続けている状態になります。

 自分では気づかないことが多いのですが、歩いている姿勢をみればすぐにわかりますし、老けて見えてしまいやすいです。ちなみに全身の状態になると、以下のイラストのようにいわゆる姿勢が悪い人になります。

 こういった状態の方は歩き方も変化してしまっていて、股関節、足も使えていないので、全身の状態をみていくと、あちこちにガタがきているのですが、本人は「痛み」などの強い症状が出ない限り、「何も問題ない」と思っている場合が多く、症状がでたときは「突然」という表現をすることが多いのですが、この状態を改善させるのはかなり大変になります。

 日本だとあまり問題視されていませんが、中国のインターネットサイトでは「富貴包」ということで、この首の根っこに脂肪や軟部組織が停滞している状態として問題視されています。

 改善させていくためには、この場所の動きの改善を図るだけではなく、姿勢不良から生じているので、普段の姿勢を注意することも必要ですし、運動していかないとよくなりにくい傾向もあります。

 このような状態はクッシング症候群という副腎の問題がある人でも生じることがあり、この部分などの膨隆などが非常に顕著になるので、「野牛肩(バッファローハンプ」とも呼ばれています。この病気の場合は、手足ではなく、身体に脂肪が非常につきやすい状態になってしまっているので、もとの病気の治療をすることが大切になっていきます。

 病気でない場合は、鍼灸や整体などで対処することは多いですが、もとに完全に戻すのはなかなか難しいですが、だんだんと改善していく傾向があるので、早めに施術を受けることをお勧めするのですが、自分の姿勢って、実は全く見ていないので、気づく人がほとんどいないのですよね。

 起きてから真正面から鏡を見ることは多いでしょうし、服装の乱れがないかで横から服装を見ることはあっても、自分の姿勢ってほとんど見ることがないですからね。

 

 

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