筋トレは死亡リスクを上げる?
適度な筋トレは、死亡・疾病リスクが減少させるが、やり過ぎると逆効果となり、死亡・疾病リスクが上がるという調査結果が出ましたね。
この調査をしたのは、東北大などのチームが発表しました。
「ムキムキを目指すだけが筋トレではない。 筋トレで死亡・疾病リスクが減少 週30~60分を目安に」
この調査結果は、心疾患へのリスクは、1週間に60分程度の筋トレで18%、発がんリスクは1週間に約30分の筋トレで9%、死亡リスクは1週間で約40分の筋トレで17%、それぞれ低下したという話です。糖尿病のリスクは、筋トレの時間が長いほど、低下したそうです。
ですが、筋トレが1週間で130~140分を超えると、糖尿病以外の疾病リスクが上昇し、死亡リスクも高まるのが分かったということです。
運動がいいと思ってやっても、やり過ぎになるといけないという一つの例ですが、今後の報告も待ちたいところですね。
確かに、一流と言われるスポーツ選手の寿命は一般の人よりも短くなるという話もあるので、運動が身体にいいかと言えば、ほどほどがよいという話になります。
運動をすると血流がよくなりますが、血流をよくするということは、心臓に負担がかかることなので、心臓疾患のリスクはあがるのは仕方がないのかもしれないですね。
発がんリスクはどういうことかと考えてみたのですが、筋トレを積極的にしている人は、プロテインも多く摂取しているので、先日、書いたブログのコリン・キャンベル博士の考えからすれば、たんぱく質の摂取が多いことで生じているという考え方もできます。
「チャイナ・スタディ」過去ブログ
または、運動をすることで、筋肉が傷つくだけではなく、他の臓器にも負担がかかり、それにより再生などが行われる中でエラー(がん)が生じるというのも考え方としてはありなのでしょうか?
今回の調査結果は、原因までは考えていないので、続報として、原因追及までしていくと分かることが多いかもしれないですね。
研究をしていくのは、時間もかかるし、費用もかかりますが、大切なことなので、いろいろな研究成果が出るのを楽しみにしております。