ダラス・バイヤーズクラブ

「ダラス・バイヤーズクラブ」は「ロン・ウッドルーフ」の実話を基にした映画になります。
ロン・ウッドルーフはHIVに感染した人です。HIVはヒト免疫不全ウイルスと呼ばれ、感染してから症状が現れるまで(潜伏期)が長く、数か月から10年以上発病しないこともあります。
HIVは免疫がおかしくなってしまうので、様々な感染症(日和見感染症)が生じる状態を「エイズ」と呼びます。免疫が弱いので、風邪などにもかかりやすいし、重症化しやすい状態です。
現在は、発病を置くさせたり、感染伝播を防ぐこともできますが、薬を飲み続けないと、ウイルスが増殖してしまうので注意が必要な疾患になります。
HIVが出始めた当時は、治療法も確率させていなかったので、多くの方が亡くなっています。この映画は、その当時です。
ロン・ウッドルーフはHIVに感染してエイズを発症しますが、当時にあった薬は身体を悪くするのではないかということで、ものすごく勉強をして、自分なりに治療を考えていきます。
その治療の実践によって、余命30日から7年に変えたので、それだけではなく、FDA(アメリカ食品医薬局)や製薬会社を相手に活動していきます。
結果的にはFDAとの訴訟は敗訴してしまいますが、国内でのエイズ治療を変えることになり、多くの患者を少なっただけではなく、ロン・ウッドルーフ自身もカウボーイとして復帰していきます。
HIV・エイズの方の治療もしたことがありますが、全ての人という訳ではないでしょうが、本当に体調不良が生じてしまいやすく、不安定な身体をしているという印象を受けました。
こういった体調を抱えながら、当時は感染した人に対する差別も酷かった中でこれだけの活動を精力的にこなしたのは本当にすごいなと思いました。医療系のドキュメンタリー、映画は本当に勉強になることが多いです。